畜産農家を脅かす「口蹄疫」について
ある日突然、牛や豚の蹄にウィルスが侵入する、あっという間にウィルスは感染を広げて
いって、家畜農家の命と言える「牛や豚」を殺処分させてしまう。世界的にも「口蹄疫」の恐怖からは逃れない現状とジレンマがある。
人間にとって、大切な家畜を守り繁栄させていくためにも私達消費者も知らない顔は できない。
口蹄疫についての種類や感染経路などを正しく知って、口蹄疫被害の 削減に役立つよう啓蒙できるようになることが当サイトの役割です。
口蹄疫について正しく知ろう
宮崎県:口蹄疫のあらまし
2010年4月に発生し、感染した宮崎県の「口蹄疫」の教訓を生かして、関係施設、官公庁のより一層の対策を急ぎ講じていただけるように、消費者を代表してお願いしたい。
2010年6月16日*畜産以外も風評被害
2010年6月15日*防疫ピリピリ
2010年6月14日*口蹄疫感染1キロ圏 抗体検査
2010年6月10日*都城でも口蹄疫の疑いが
2010年6月5日*宮崎・口蹄疫終息目標 無理な日程
2010年6月4日*えびの市口蹄疫終息
2010年5月30日*口蹄疫・種牛49頭処分作業着手
*口蹄疫特措法と家伝法の違い
2010年5月27日*宮崎県が口蹄疫 用地買い上げ
2010年5月26日*外出自粛・細る宮崎
2010年5月25日*鳩山首相、種牛49頭処分了承
2010年5月24日*殺処分の埋却済み6割届かず
2010年5月23日*口蹄疫対策 海外の教訓は
2010年5月22日*口蹄疫ワクチン、きょうにも
2010年5月21日*繁殖農家に廃業の影
2010年5月20日*宮崎支援の輪広がる
2010年5月20日*被害計32万頭に
2010年5月19日*宮崎口蹄疫 移動制限地域でワクチン
2010年5月18日*口蹄疫で地域に亀裂
2010年5月17日*次代の種牛多数失う!
2010年5月16日*種牛施設で口蹄疫の疑いか
2010年5月14日*口蹄疫から宝を守れ!
2010年5月11日*口蹄疫農家損失捕てんを国が全額負担
2010年5月10日*宮崎口蹄疫疑い7ヶ所増加
口蹄疫なぜ拡大
2000年に発生した北海道での口蹄疫感染で、発生農場が3か所、殺処分も牛35頭にとどまった成功体験があだとなって被害を最小限に抑えられるという発想が戦略転換のタイミングを見逃したことになります。
当初、発生農家だけの殺処分で対応していました。転換期は10例目の4月28日でしょう。
県の畜産試験場の豚が感染した時点で戦略転換を図るべきだったのではないでしょか?
また今回ははるかに超える事態に発展したのですから、既存のマニュアルは通用しないと考える局面がありました。
韓国では、発生農場はもちろん、500m以内で検査することなく殺処分を行うといいます
思い切った策に踏み込む決断が公的機関で、しかも感染力の強い豚に飛び火した時点で必要だったと思います。
前回と同じ対応を取れば封じ込めると皆が思いこんでしまった。
方針転換を決断する戦略家が、見当たらなかったとの指摘も多い。
どこが主体的に指揮をとるのか不明確だった点も。
感染経路が判明していない以上、思い切って踏み込むにはトップの判断しかないでしょう。
家畜伝染病予防法の実施主体は、都道府県ですから、県が責任を問われることになるのですが、国がその立場にこだわりすぎた印象もありますね。
感染経路は解明されていませんが、初期には都農町から川南町に3~4キロ飛び火するように感染が広がりました。農場と接点のある人か物が媒介し、そこに一般人も絡みながら拡散したとみるべきかもしれません。
また密度も関係していると思います。飼育頭数を各発生自治体の面積で割って比較してみると、川南町はずばぬけて密度が濃い。
集中立地は飼料の調達や共同出荷などには、便利でしょうが効率化ゆえの弱点も抱えていると言えるでしょう。
ただ、最近発生した都城、宮崎、日向市の場合は、周囲は林などで隔絶された環境にあり最後まで気を緩めず消毒を徹底するしかなさそうですね。
今回の事態で、牛など大型の動物に対応できる獣医師不足の問題も浮かびあがっています。
1951年にできた家畜伝染病予防法の限界も指摘されています。
なぜ、政治や行政がうまく機能しなかったかも含め、事態が終息した時点できちんと検証されることを期待します。