埋却済み6割届かず
2010年5月24日
宮崎県での口蹄疫で殺処分大正家畜数は13万6265頭。うち埋却済み(用地確保分を含む)は90か所計7万7500頭で、進捗率は57%どまり。
処分、埋却が進展しない背景には農場に十分な余地がなかったり、悪臭の心配などで周辺住民の理解が得られなかったりといった、埋却用地の確保が難しい事情があるようです。
全頭処分にむけたワクチン接種が進んでおり、今後、用地不足の深刻化は必至。
政府が検討中の公有地利用や生産者向け支援策によって解消できるか、不透明です。
ウイルス増殖量が牛より多い豚の場合、1頭が半日で約1万頭を感染させる量を体外に出します。埋却の迅速化は口蹄疫拡大防止に向けた最大の課題です。
川南町でも感染疑いを確認後、2週間たっても埋却地をみつけられないといいます。
周囲は水田と住宅地。掘れば水がしみ出してきて埋め立てられないそうです。
その上自らがウイルスの媒介となる恐れがあり、土地探しに出歩けないこともあります。
周辺住民の同意を得られても試堀で地下水や岩場などにあたると振り出しに戻る。
選定、試堀を繰り返し、作業はなかなか進まないのが現状です。
家畜伝染病予防法に基づき発生農場主が自己責任で埋却を行う決まりですが、自らの敷地内では処分しきれない現実を突き付けられています。