口蹄疫の種類や世界の感染例、日本の事例と対策にについて

次代の種牛多数失う!

2010年5月17日

宮崎牛をはじめ松阪牛、佐賀牛などブランド牛を生み出す種牛が育てられた宮崎県家畜改良事業団で口蹄疫感染の疑いが判明、種牛49頭の処分が決まった。

1973年に設立された同事業団は毎年、県内の10万頭を超す雌牛から350頭を選抜。
30頭程度の基幹雄牛の精液を交配して生まれた雄の中から種牛をつくり上げてきました。
その精液を用いて産ませた子牛を成牛に育て、肉質などが市場でひょうかを得るには交配から7~10年を要するといいます。

こうした種牛55頭を事業団で一括管理し、県内の繁殖農家に限定して人工授精用の精液を提供。うまれた子牛は三重県や滋賀県、兵庫県などに出荷され、松阪牛や近江牛、神戸牛などの他産地の高級肉牛にも育っていきます。

宮崎県の種牛は避難させた6頭のみで、当面供給が途絶える事態は避けられそうですが、5~13歳という年齢からみて、供給できるのは後5~6年。
早急に次世代の種牛再生に取り組む必要がありますね。

処分される49頭の中には、全国の畜産関係者から「伝説の牛」として知られた「安平」の含まれています。4月21日に牛としては超高齢の21歳になったばかり。
安平の精液をもとにつくられた子牛の肉は、霜降り具合やロース面積の広がりが高い評価を得ていました。

一般的な種牛の生殖能力のピークが8歳前後とされる中、安平は16歳を超えても衰えず、人工授精で生み出した子牛は約20万頭にものぼるといわれています。
何とか安平を守ろうと牛舎をシートで覆いその上から消毒剤を散布したりしましたが、ウイルスの勢いにはかないませんでした。



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