口蹄疫の種類や世界の感染例、日本の事例と対策にについて

口蹄疫対策 海外の教訓は

2010年5月23日

【英国】
2001年に口蹄疫が猛威をふるい、約2030施設が感染しました。殺処分された家畜は600万頭を超え、損害額は80億ポンド(約1兆円)。
2002年の報告書では「政府の危機管理の失敗」として、初動対応の遅れやワクチン接種を見送ったことなどを挙げています。その教訓は、2007年の発生時の感染拡大防止につながっています。

報告書によると政府は01年の発生当初、感染規模を見誤り、移動禁止決定が3日間遅れた。これにより殺処分の家畜頭数が2倍に増えたと。

英国政府はその後、感染の早期発見体制の確立や感染発生時の政府の権限強化などを進め、07年8月発生は政府が即座に移動禁止措置を導入し、ほぼ1カ月で感染を終息することができました。

【韓国】
2010年4月8日に北西部の仁川市で牛の口蹄疫感染が見つかって以降、ソウル周辺で感染が拡大。ただ5月6日の報告例を最後に新たな感染は出ていません。
日本と異なり、ワクチン接種を感染が確定した段階で周辺農家も対象にしていたことが功を奏した格好です。

殺処分の対象は、発生農家から半径0,5~3キロ以内の全家畜。約5万頭を処分。
さらに全国82か所の畜産市場を一時閉鎖、家畜輸送で使われる道路に数千か所の消毒ポイントを設け、発生地域以外でも防疫態勢を強化しました。
素早い対応が感染拡大防止につながったようです。

【台湾】
1997年に口蹄疫が広範囲で発生し、家畜500万頭が処分されました。
第1例の発症から感染確認まで時間がかかり、その間に感染が急速に広がりました。
今回の宮崎県の例に良く似ています。
そのため豚肉輸出国だった台湾は豚輸出が壊滅し、養豚業は深刻な打撃を受けました。

口蹄疫流行後、ワクチン接種を基本に感染防止に努め、いったん沈静化。
しかし、2009年2月、中部の2つの養豚場で8年ぶりに口蹄疫感染を確認。
現在は豚と牛頭にワクチン接種を再開しています。



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