えびの市口蹄疫終息
2010年6月4日
宮崎県の口蹄疫問題で、宮崎県はえびの市に指定していた家畜の移動制限区域(最初の発生農場から半径10キロ)と搬出制限区域(同10~20キロ)を4日午前10時に解除しました。
農林水産省が3日、県と同省が終息確認のため、えびの市と周辺地域で実施した検査の結果、清浄性が確認されたためです。
4月に宮崎県内で最初の感染疑い例が確認されて依頼、制限区域の解除は初めて。
えびの市では37日ぶりにすべての牛や豚、計10万頭の出荷が可能になります。
熊本県と鹿児島県も、えびの市に隣接する地域に指定している制限を解除しました。
家畜伝染病予防法の指針によると、清浄性が検査で確認され、最初の発生農場の防疫措置終了から3週間、発生がなければ、家畜の移動・搬出制限区域の指定が解除できます。
えびの市では、4月28日に1例目の口蹄疫感染疑い例が発生。
5月13日までに計4例の発生が確認され、14日に感染恐れがある牛や豚、計670頭を殺処分、埋却しました。
その後新たな発生がないことから、宮崎県などは5月24日、制限解除に向け、えびの市を中心に移動制限区域内の全畜産農家で検査を開始。
発生農場から半径3キロ内と周辺をたいしょうに牛の血液の抗体検査で、すべて陰性を確認。
さらに31日から4日間は、半径3~10キロ以内の家畜に異常がないか、獣医師らが目視で調べ、口蹄疫感染之終息を確認しました。
口蹄疫問題で政府は家畜の移動制限区域であっても、ワクチン接種後の家畜については、特例措置として殺処分前に埋却場所まで移動させることを認めるとしました。
殺処分については1日平均、牛300頭、豚2400~2500頭。このままだとウイルスを発散する牛が生きていることになる。その上で殺処分のペースを上げるため、ワクチン接種から2週間たった家畜については移動を容認することになりました。
今後、殺処分する必要のある家畜数は、感染やその疑いのある家畜と、ワクチン接種を受けた家畜を合わせて約14万7千頭となります。