口蹄疫感染の経路
口蹄疫は、人間や馬、犬、猫などに感染しないが、人間の靴や自動車のタイヤなどに病原菌が残って、ウイルスを運ぶ可能性があり、移動制限を受けたり消毒を課されたりします。
口蹄疫は家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、感染動物からの体液、分泌物、糞便との接触だけでなく、病原体が付着した塵により空気感染もするので、感染地域の周辺では厳重警戒がなされます。
空気感染では水疱が破裂した際に出たウイルスや糞便中のウイルスが塵と共に風に乗るなどして、
陸上では65km、海上では250km以上移動することもある。
このように、口蹄疫の感染例は幾つかの例があるが、実際に1967年から1968年のイギリスでの感染事例では、風雨によってドーバー海峡を越えフランスでの感染拡大を起こしています。
また、1981年にデンマークからスウェーデンへと広い範囲で伝播していることが報告されています。
また、農作物や家畜のエサになる飼料に使われるワラに付着した口蹄疫ウイルスは夏では4週間、冬では9週間生存すると言われており、稲藁や麦藁に付着して入ってくる可能性も危惧されている。
潜伏期間は2~14日であり、3~5日の場合が多く予断を許しません。
感染した1匹の豚は1日に4億個のウイルス粒子をまき散らし、10粒子で牛を感染させることができる恐ろしい伝染病なのです。このために2010年4月に発生した宮崎の口蹄疫の事件では半径10キロ圏内の感染していない牛や豚の全頭殺処分という最悪の事態につながることになります。
(写真下参照)
